昔と今と何が違うのか。
最も変わったところ、それは間違いなく「スピード」です。
お客様はどんどん待たない、待てなくなっていっています。
携帯の無い時代、FAXの無い時代、お客様はそれを当然として待ってくれました。
レジでも並ぶことが当たり前で、人の手により値段を手打ちしていました。
物が届くのも同じ、数日かかるのは当たり前でした。
我々の業界でも見積に数日掛かるなんてあり得ない時代になっています。すぐに見積回答できない業者はどんどん淘汰されるでしょう。
日本の古くからの商慣習で「約束手形」というものがあります。
120日などの期日を決めて支払いを猶予することができるものです。支払い側としては都合が良いのかも知れませんが、受け取った方はすぐに現金化することが出来ないので必要であれば銀行に割り引いてもらったりしないといけません。それぞれ手数料が必要になりますので形を変えた借金と同じです。
日本独特の商習慣ですがスピードを重視した考え方からすると現代では時代に合っていないと思うのです。
うちでは自己振り出しの手形は全くありません。手形どころか小切手も振り出していません。全て銀行振込で支払っています。
スピードを重視して現金で支払うことで取引先からの信用もアップするのです。