ZOZO創業者の前澤さんが代表取締役を辞任しました。
何かとお騒がせな印象でしたが、それがZOZOの宣伝にもなり、自ら広告塔になることで良くも悪くも世間にインパクトを与えるというのは「アリ」だと思います。
最近のお騒がせ内容を見ていると、世間から妬みが含まれていると想像できるような書き込みや批評がありますが、経営者の私から見ると随分と偏った内容のように思えます。
彼が興した会社はアパレル業界ではとても画期的な内容であり業界で圧倒的1位の存在である企業をわずかな期間で作り上げました。
確かに急成長には陰りが見えたのかも知れませんが、彼の能力と年齢も考慮するとおそらくまだまだ出来たでしょう。
でもそれを手放した。
経営者は365日24時間ずっと会社のこと、社員のことを考えています。
特に創業者はその思い入れが強く普通は簡単に手放すことはできないのです。
彼自身もコメントしていましたが直感的に感覚的に経営することが多かったようです。
それはあくまでも自己評価の話。
実際には365日24時間、会社のことを考えていますから、衝動的に物事を決めることはあり得ません。ずっと考えていて退任のカードはどこかの奥底にあって、それをタイミングによってさっと出すような感じであると思います。
今回の辞任劇は「さすが」と思わざるを得ないタイミングだったと思います。