最近、インコネルの加工について引き合いをいただくことが多くなっています。
インコネルはニッケル系の合金であり、呼び方がアメリカの会社の商標でして日本ではアロイという名称になります。
含有成分の違いで耐熱温度等が少し変わり、インコネル600、625、718などがあります。同様にアロイにも同じような種類があります。
インコネルの最大の特徴は耐熱性です。
耐熱のステンレスSUS310Sの耐用温度が400℃~500℃なのですが、より高い600℃以上でも耐えられます。
ジェットエンジンの羽根部分を含めたところや、ターボエンジンのタービンに使われているのが有名ですね。
そんなインコネルですが、材料費はものすごく高価です。さらに切削性、加工性も最悪です。先日は溶接も行いましたが、こちらは比較的容易でした。
そんなこんなで喜んでお受けするわけではありませんが、こんな材質の加工にも対応しております。
またさらに最近はタングステンの加工も引き合いが増えているので改めて紹介させていただきたいと思います。