〜オーディオケース続編

さて、先日ご紹介させて頂いたアルミ削りだしのケースですが、「内部が完成したよー」と報告を受けましたので、紹介させて頂きたいと思います。





下記はお客様が施された表面処理の内容です。
・ショットブラスト(鉄粉#100にて2度打ち)による梨地処理と20μ厚白アルマイト加工(シャンパンゴールドに近い発色)※梨地はザラザラして汚れを拭きにくいので、最終的にガラスコーテング材を塗布してすべすべにしました。
【サイドパネル】
・削り出し加工して頂いた凹部に、市販のステンレス平板を鏡面になるまで磨いてはめ込みアクセントにしています。
【バックパネル】
・削り出し加工した凹部に市販のグラスファイバーシートを貼り、ちょっと高級感を演出(電気的絶縁や振動吸収効果もあり)
【エンブレム】
・真鍮板にエッチング剤で文字を掘り出し、金めっき処理をしました。(めっきセットは市販されているので難しくないです)
【その他】
シャンパンゴールドの色目に合わせて金めっきのつまみや部品を使い豪華なイメージにしました。ただ大きく目立つスクリューボルトに金めっき品が市販されておらず、ステンレス素材に自分で金めっき処理して使っています。
・文字入れはマックスラボ(手作りインレタ・オリジナル転写シート)によるもので、黒と金の2色を使っています。
・内部の仕切りや基板用シャーシーには無酸素銅板(3mm厚)をサイズ指定で購入し、穴あけと鏡面磨きをしています。

うーん・・・素晴らしい出来映えです。
これぞ機能美と言ったところでしょうか。
これでJAZZを聞いてコーヒーでも味わいたい物です。。。

http://www.nps1.jp/ordermade/